《惜別花》

2009.05.09 - 23:14

桜の季節に逝った貴方。

舞い散る花弁は柔らかな涙。
「サヨナラ」も言えなかった突然の別れに
花は静かに舞い続ける。

幼い日々に染み込んだ貴方の言葉。
優しい響きに零れた涙。

全てを包み込むその眼差しに
あどけなく微笑み返した遠い記憶。

ただ、貴方が恋しくて。

ただ、貴方が愛しくて。

触れた頬の冷たさに僕は静かに目を閉じる。


桜並木に音もなく。
舞い散る花弁は柔らかな涙。

貴方の旅立ちを染める薄紅色の花びらに。

「サヨナラ」と小さく呟いた。



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先月急逝した大好きだった祖母に捧げます。

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